2012年04月26日
コミニュケーションの多様性

ほっといたもの↑ 毎日触ったもの↑
明らかな違いがありますね。
これは、米国のライス大学のチームが試験したものです。
どちらが良い成長と言えるか・・・見かけでは左ですが、感覚的な落ち着きからは右がまとまってて良いです。
植物は触られる・・・虫の場合でも・・・ことで抵抗力が増します。
触ることで、ジャスモン酸エステルというホルモンが出て植物の病害抵抗性が増すことを突き止めました。
経験的にはある程度判ってたことですが、敏感なシロイヌナズナを使うことで差が歴然と出たわけです。
我々は見かけの成長に騙されて、大きいものを好む傾向にありますが、大きいものは芯が弱いので倒れやすいです。
あの見事な縄文杉も数千年の歳月をかけて大きくなったのであって、初期成長はホント微々たるものです。
10年を経ても20~30cmという固体も珍しくないのです。
だから芯が強くなり悠久の年月を持ちこたえることができるのでしょう。
人間の子供だって、小さく産んで大きく育てる、なんてことを言われます。
なのに、家庭菜園の野菜は大きく見栄えの良いものを採ろうと肥料をやったりするのはいかがなものでしょうか。
毎日のように触ってれば伸びが抑制されますから、もっと大きくな~れと思いたくなるのも分りますが、内実の栄養素という観点からは大きくするのはマイナスです。
藪になれば風通しが悪くなり病害虫の発生率も高くなります。
触るのがコミニュニケーションの一つの形態なら、見つめるのもまた効果的なコミニュケーションの仕方であります。
にらむような見方ではなく、見ていて飽きないような楽しみと伴にある目線の効果も捨てがたいです。
野菜類植物にはタッチですが、木にはハグがよろしいです。
自分の好みの木に時々ハグしてると面白いことが起きますよ^^
体調が悪くなった時・・・その木に頼めば命の樹としてのサポートを行ってくれます。
医者に行くのが安心ですか?
選択は自由です。
Posted by 笹舟 at
21:30
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