2011年01月14日
アボリジニ・アート

面白いアートですね^^
子どもが描くメルヘンの世界のような・・・
アボリジニの精神世界は<ドリーミング>と言われます。
夢を見る・・・だけではなく、常に夢があり、夢と供に生きること・・・
それは~太古から受け継がれる夢でもあり古代の叡智を受け継ぐ姿勢をも指すもののようです。
世界には「ドリームタイム」と紹介されましたが、彼らは反発します。
夢の時という時間に縛られる限定されたものではないのだと・・・
創世記から始まる宇宙観と、それに添う生き方の質を表現するものだと言います。
南太平洋の文化圏において「ハートで夢を見る」ことが文化の根幹だと言われますが、それに通じるものとして受け取るべきもののようです。
古代の叡智の継承としての生き方であるとワイタハ族は主張してます。
つまり、ハートで夢を見ることは、全てを可能とする行為であり、人類が封印された最も大事な事柄であるということ・・・
これから再び取り戻されねばならない「存在する為の知恵」だと言います。
これは~アボリジニにとっても切実な問題のようです。
オーストラリア政府によって強制的な「同化政策」を押し付けられて、ネイティブとしての資質が消えてゆく過程にあるからです。
荒野の開放空間に暮らしてきたアボリジニですから、狭い空間に押し込められて暮らすのは民族のアイデンティティを失うことになります。
おかげで、閉所恐怖症が増えて困ってるらしいです。
世界的ベストセラーになった「ミュータント・メッセージ」はアボリジニを紹介したものですが・・・
捏造記事が多く、彼らを怒らせました。
後に著者もソレを認めたらしいですが、一旦吹き込まれたイメージの払拭は困難です。
写真のアートには、頭の周りに、ぽっぽっぽっみたいなのが^^描かれてます。
人間の記憶はこのように体外にも記録されてるものです。
彼らは、それが見えてるか~知ってることを示す絵と言えるかも・・・
Posted by 笹舟 at
21:40
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