2015年09月23日
カリフォルニアの落日

虹(色)と共にというのが意味深であります。
世界の食料庫と言われたアメリカ、その50%を担ってきたカリフォルニアが旱魃で先の見通しが全く立たなくなってきています。
とは言うものの、学者によってはかなり長期的な予測を提示するケースがあり、それによると、この旱魃は15年続くだろうとの暗い見通しはあります。
まあ、大陸性気候というのはフレがダイナミックというか、極端になるのが特徴ですから、当面はカリフォルニアに希望は無いということになります。
今回の史上最強のエルニーニョも雨を降らせてくれるかどうか・・・旱魃をより悪化させる方向に働くかもしれません。
今年になってからのカリフォルニアでの山火事も史上最大規模でありました。
そんな山火事も、山の保水力を奪い、旱魃の悪化に拍車をかけてるようです。
同じカリフォルニアでも、シャスタ山周辺は恵まれた土地ゆえ破局的な状態にはならないだろうと思いますが、インフラ整備は不足しているので節約モードにはなりそうです。
恵まれた土地、守られた地、それ以外の土地との、その差は格差として際立つことになるかも。
交通手段の発達してる今は、恵まれた土地を目指す人の群れが目立ってくると予想しますが、対応は難しいでしょうな。
日本に於いては長野もそのような恵まれた地であります。
ですが、一定限度以上の人の群れは捌くことはできそうもありません。
私も色々とシミュレーションだけはしてきましたが、いつも中途半端で止めになります。
ヨーロッパの難民問題もそうですが、人を受け入れるということの難しさはかなりのものです。
まあ、ともかく、カリフォルニアの問題は日本の食料事情にも影響を及ぼします。
ソコだけではなく、全米の9州が減産に追い込まれてますので、穀物の備蓄も切り崩しとなるでしょうから、それは価格に反映します。
米はともかく、小麦粉は更に値上がりするでしょうからパンを買うのも控えめとなりそうで寂しい限りです。
玄米食に慣れてる人は悠然と持ちこたえる事ができそうですが、今から宗旨替えするのもナンですから、マネはしないでおきます。
イモ類を植えて・・・誰もが真っ先に考える事じゃないかな・・・それで凌ぐことにしますか^^
Posted by 笹舟 at 20:03│Comments(0)