2人のレラ(風)

笹舟

2010年05月03日 10:15

 北海道の光と影

アイヌのシャーマン山道康子の叉の名はアシリ・レラ

二風谷にあるアイヌ・コタンに暮らしている。

昔ながらのかやぶきのアイヌの家が並ぶ谷は時空の谷間にあるような感じを与えてくれるという。

身寄りの無い子ども達を引き取り伴に暮らす穏やかな日々に湧き上がった原発の問題に頭を痛めることになった。

苫小牧原発・二風谷ダムは原発用の冷却水として使われるゆえの問題である。

宇宙の摂理に反する核分裂エネルギーのもたらす影響は、この二風谷では特殊な問題を巻き起こす。

迫害され、虐殺されたアイヌの死体は「弁天沼」になげいれられ、今でも怨念の気が渦巻いてる地である。

水の女神である弁天さんがくたくたになって出てきたということから弁天沼と呼ばれるようになったらしい。

それほどの凄まじい怨念がこもる沼である。

誰が写真を撮っても、一枚には水面に浮く顔が写り込むという。

水面の顔・・・水の結晶に浮ぶ顔・・・そう、ひとつ前の日記から誘導されてこの記事を書いてることになる。

水の結晶の中の顔を見て浮んできた言葉は「水はきれいか?」であった。

そう、やっと意味が分ってきたが、この事自体は私ではなく水の伝道師「江本氏」へのメッセージであったハズである。

世界の湖を浄化して回る彼に伝えたかったのは、弁天沼にも意識を向けて!ということだったに違いないと・・・

だが、伝わらなかったようなので私にお鉢が回ってきたのだろうと思う。

ネット上に書くことで、このことは伝わるハズである。

面白い回路で・・・水の世界とはそういうものなのだから・・・

世界のネイティブの居住地にある泉の浄化は地元のシャーマンの手に余ることであり、何処でもグローバルな強力体制の下で浄化が進められている。

弁天沼の浄化もワシリ・レラの手に負えないことは明らかであり、ネットワークの支援が不可欠である。

海外からの移住が進む北海道の人口増に合わせた原発政策なのだろうが、問題の根は深く無視のカタチで事は運んでるようである。

問題のキーを握る「もう一人のレラ」が北海道に誕生している。







lela レラ・・・歌姫・・・

彼女の歌「月光」は聴く者を号泣へと誘うとされる。

悲しみよ 歌となれ ・・・サイト名でもある

何故か、イルカの歌声が聞こえるよう・・・


2人のレラ (アイヌ語で風を意味する)

女性性の時代のさきがけとしての使命を帯びてる彼女らに期待するところは大きい。

風の民と、水の民、創造の世界のパートナーである。